日本人の大部分の日常の「くらし」は、決して巷間いわれるような成熟・飽食時代なのではなくて、国際的に比較すれば実態は、きわめて貧しい状態にある。それは商業機能が本来のくらしを守り育てるという任務を長い間放棄し、さらに「豊かさ」の意味が単に品種や品目の数のことだけとうけとめられて来たからだ。
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