意識現象の不変的結合というのが根本的事実であって、物の存在とは説明のために設けられた仮定にすぎぬ。いわゆる唯物論者なる者は、物の存在ということを疑のない直接自明の事実であるかのように考えて、これを以て精神現象をも説明しようとしている。しかし少しく考えて見ると、こは本末を転倒しているのである。

西田幾多郎   善の研究

, 15, 2026-05-11, /3476 /3477 /3478 /3479 /3480 /3481 /3482 /3483 /3484 /3485 /3486 /3487 /3488 /3489 /3490
Image cached from https://m.media-amazon.com/images/I/61+0kx-NmBL._SL1413_.jpg